女性起業家の日々

子育て終了後の起業家のおもいや行動を綴っています。起業する皆さんの参考になれば。

涙の調停

養育費減額調停を申したてられ、今日は3回目。今日は調停で思いっきり泣いてしまいました。
1999年7月に、10回ぐらいの調停を経て決めたのに、今回、結果として総額700万円以上の、減額になりそうです。相手は、調停時よりも、収入は増えているのに、最近できた養育費算定の一覧表により、大幅な減額になってしまうようです。

相手方は安定した収入があるにもかかわらず、未払い分が70万円もあり、それもまだ受けとっていません。
こちらの仕事は、子供の保護者会で休み、調停で休み、かなりきつい状態です。
元夫は、銀行員という国に保障された(税金投入なんでかなー?)身分であり、収入も多いにもかかわらず、未払いを重ね、娘の誕生日にもカード1枚送ってくる訳でもなく、弁護士を立てて(金あるなー)、減額請求をしてきました(未払い分をせめて払ってからしてほしいなー)。
調停証書では、面接交渉を決めましたが、子供が電話をすると怒鳴られる状態です。

次回は審判に移行するようですが、ちゃんと父親としての責任を果たしている人(時々会うとか、運動会を見に来るとか)とうちみたいに、何もしないで、減額だけを申し立ててくる人が同じ、一枚の表を元に、収入だけで判断されるかと思うと、非常に不満です。

1999年時点では、調停証書さえ押さえておけば、大丈夫!みたいなことが言われていたのに・・・(あの時点より今の方が元夫の収入多いです。なんで減額なのかしらん?家族は増えたけど。生活がままならないと書いてあるが、新しい妻はどっかり専業主婦)。

いつの間にか時代が変わっていました。がっかりです。時間とお金をかけて決めたのに。

今でも時々TVなどで、調停証書にさえ決めておけば、安心、いつで強制執行できるなんて言っていますが、だまされてはいけません。実態は違います。調停証書は最低限必要なものであるだけで、状況によって内容が変えられる可能性があるわけです。今回みたいに大幅に変えられるということもあります。

また強制執行するにも勇気が要ります。相手の会社の人事に「この人が子供の養育費約束どおり払ってくれないんですよ。給料を差し押さえてください」と言う訳ですから。間に挟まる子供のことを考えると、躊躇するのが人情だと思います。
また今回の調停委員に強制執行をこれまで踏みとどまっていたことを話すと「それは賢い選択です。以前担当した調停で、強制執行したら、夫が会社をクビになり、養育費が払えなくなった、例もあるのですよ。」との事。どないすりゃいいんじゃ?
未払いが発生した初期のころに、相談に言ったら、「そんな少額で強制執行する人はいませんよー」と一蹴されてしまったし。弁護士に相談したら30分5000円だしね。
また、勇気を持って強制執行の手続きをするにも、数日仕事を休まなければなりません。ハードルいっぱい。なかなかできないよねー。

また相手は、自分の年収が減ったということで申し立てをしていますが、こちらからは、今後相手の年収が増えたとしてもそれを知る方法がない。そもそも、引っ越してもわからないし。だから、相手は困ったときだけ、申し立てを行うことができ、今後どんなに金銭的に余裕が出ても、知らぬ存ぜぬを通せるのです。(うらやましい!)

毎回思いますが、調停は、ルールを知らずにゲームをしているような感じです。こういう事をちゃんと義務教育で教えて欲しかった。

年収1000万円もある人から、調停証書で決まった養育費をもらうのがこんなに大変だなんて!子供の権利って、日本に存在するのかしら?これって虐待じゃない?

みなさんも、気をつけましょう。

今回の件で思ったのは、
1.調停条項で養育費について決めるときには、未払いの時に備えて、ペナルティをつける(例:支払いが遅れた場合は、10%を増額する等)。
2.離婚時の、入学準備金のような形で、各学校に娘が入る前に、50万円を送ってもらうと決めていましたが、なぜかこれも(調停条項が違うのに、養育費と認識され)いっしょに減額を検討することになってしまった。もともと、婚姻費用の分担という性格のものだったのに、それを明記しなかったのが敗因(?)。養育費と紛らわしい内容の記載は注意した方がいいみたい。
3.調停証書の正本を相手方に送達しておく(いつでも強制執行できるように)

私は、離婚調停の時に、100万円以上払って、弁護士をつけたのに、正本の送達もされていなかったと知って、がっかりしました。弁護士への報酬も養育費の成功報酬を含めて計算したはずだが…。

なんだか踏んだり蹴ったりです。