女性起業家の日々

子育て終了後の起業家のおもいや行動を綴っています。起業する皆さんの参考になれば。

娘の自立

今日は娘がひとり暮らしを始めた。 彼女を産んでから、これまでずっと一緒に生きて来た。

彼女の父親とはずいぶん前に別れた。

だからずっと母子家庭だった。私は娘の為と思い、そして仕事が好きだったから仕事に没頭した。会社はなかなか私のことを認めてくれなかった。やった成果に対して、評価は見合わないと思った。とても悔しかった。女性だったと言う理由が大きいと思う。

 

彼女は小学校でうまく学校と向き合えずいろんなトラブルがあった。そういうことが嫌で、また私の優秀な友人がみんな子どもを中学受験させるのを見て、私は受験をさせた。

中学受験の世界は彼女には厳しかった。厳しいテストで成功体験を得ることができなかった。結局最後に力尽きて、塾を辞めてしまった。塾に話に行った時私は思わず先生の前で泣いてしまった。今考えればあんな無理はしなくてよかったんだ。


彼女を中学受験塾にいかせていた頃、夜遅く駅に迎えに行った。私も残業したりですごく忙しくて疲れていた。駅で寒い中彼女を待ちながらこんなことやってたら自分の体を壊すんじゃないかと思っていた。

 

その通りだった。私は腎臓悪くしてもう治らない。幸い良い先生に出会って透析にはなっていないけれど…。

そうやって自分を大事にしなかったから、私は病気になってしまった。健康を過信していたんだ。評価されない会社に疲れ、学校のトラブルを持ってくる娘に疲れ、疲れすぎて若干自暴自棄になっていたこともあるかもしれない。

 

病気になったことを機会に私は会社のそばに引っ越す事にした。

引っ越しはとても大変だった。準備が間に合いそうになかった。それでも仕事が忙しかった。娘は引っ越しに備えて、台所の作り付けの引き出しの筆記具の整理をしてくれた。すごくたくさん量があったからとても大変だったと思うんだけれど、会社から帰ったとき、それをやってくれた事本当に心強いそしてありがたいと思った。

ありがとう。本当はとても助かってたんだよ。

 

テレワークを機にずっと家にいる娘に私はイラついていた。家にいながらにしてほとんどの家事をやろうとしない娘に、「いつまでも家にいてくれなくてもいいんだよ」と言ったのだった。

コロナの影響もありイライラしたのかもしれない。多分そうだろう。

そういう言い方をする必要は無いのだ。


これが良かったのか悪かったのかはわからないが、彼女は新居を見つけてきた。

 

私が彼女が心配である。


でもひとりでいると言う事で、生きていくことに関して勉強はしている筈だ。


充実した人生を歩んでほしいと思う。

 

そして感謝の気持ちを伝えたいと思う。

 

一緒に歩んでくれてありがとう。