気が強い

「気が強い」と会社で上司や同僚に言われる女性がいる。ちなみに私も言われたことがある。ここで聞きたいのだが、言っている人（多くは男性）は気が弱いのかしら？女性に気が強いといえば、女性らしく（？）なく、男性に気が弱いというと、男性らしくない。つまり、女性は本来気が弱いもので、男性は本来気が強いものと思われている（というよりそうあるべきという暗黙の了解があるのだろう）。
　ううむ。ここで惑わされてはいけない。多くの職場は男社会。男性同様（むしろそれ以上に）気が強くなくては、やっていけないのが現実。気の強さを持ちつつ、それを表面に出さないという賢さも要求されるような気がする。
　多くの男性にとって、理想の女性は「気が強くない女性」であるかもしれないが、ビジネスで求められるのは「気の弱い人間」である筈がない。時々、女性と男性を入れ替えてみて、何が差別や迷惑な物言いなのかをチェックする事が必要だ。
　それにしても気が強いってどういう意味なのかしら。多分多くの男性は配偶者に、芯は強くて、口答えせず、自分の意見を口にしない女性を求めているのであろう。芯は強くて、気が弱い。なんて両立するのかね、まったく。きっと女性の賢さで、気の強さを前面に出さないことを求めているのであろう。要はお釈迦様の手のひらで遊ばせてもらいたいのね。私も遊ばせてもらいたいなあ。

あと気になるのが、「男らしい」、「主人」という表現。意識してやめたい。