小学5年生 今昔比較
部屋の掃除をしていたら、私の小学5年生の時の学級便りのファイル1年分が見つかった。
その中には、
- 選ばれた作文、詩
- 全員の一学期の目標
- 全員の俳句
- 自主勉強ノートをよく出している人の名前10人以上
- マラソン大会で6周以上走れた人の名前5名程度
その他連絡事項や5年生とはなどなどが書かれていた。
私の作文も1点載っていて、なつかしいような、恥ずかしいような気分になった。
昔と今を比較してみた
- 印刷:昔は、手書きにガリバン刷り(先生の達筆がすばらしい)→今はPC
- 作文:昔、質が高い→今娘が書いているのとは大違いだ。
昔は今よりも頻繁に作文や読書感想文を書いた。いまはゆとり教育で、本を読ませるだけで、四苦八苦なのか?他の人の良い作文を読む機会が少ないのではないかと思われる。
- 昔1学級44人×3クラス=132人→今33人1クラス(同じ小学校で)
娘のクラスは33人で、多人数だと言われている。ちなみに40人になると2クラスになるらしい。
- 通知表:昔5段階で、1と5は7%、2と4は24%(だったかな)、残りは3と書かれていた。私は5は殆ど取れず、4と3ばかりだった。相対評価なので、自分の位置がよくわかった。→今娘の通知表は絶対評価で、3段階。おまけに算数だけでも4つの項目に分かれているので、解りにくい。おまけに先生の主観で、大きく付け方が違いそうだ。
- 学校代表選抜度:分母昔1学年134人→33人
娘がなぜ書道も習っていないのに、学校代表になるのか?私が、なかなかなれなかったリレーの選手に、なぜ毎年やすやすとなっているのか?なぜ交代とはいえ、学芸会の主役になれるのか?わかった!人数が少ないから、なれる確率が格段に高いのだ。
- 自主性:自主勉強ノートというのがあり、生徒は自主的にノートに勉強をしていき、それを先生にみてもらっていた。→今宿題すらやらない。
- スポットライトが当たる頻度:人数が多いので、授業でもなかなかあててもらえないし、あまりかまって貰えない→今は一人一人をとても大切にするので、ちょっとした事でもすぐほめたり、表彰してくれる。
- 本:昔は5年生位から文庫本などを読んで、新聞を読んでた→子ども向けの本が充実。いつまでも子ども向けの本を読んでいる。新聞も朝日小学生新聞??
- 安全:昔防犯ベルなんてもっていなかった→防犯ベルが税金で配られ、ガードマンが小学校にいる。
これはどちらがいい悪いの問題ではないのだろう。
ただ、娘は確かに(私の時よりも)子どもっぽいと思う。
今回書初めをちょっと見てあげたけど、もらってきた4枚の半紙に、うまく書けないと言って泣くので、笑ってしまった。
思わず「毎日練習してから泣いたら」と言ってしまった。学校代表になったことがあると変なプライドができるようだ。
競争が少ない今の時代の子どもは、ちょっとしたことで誉めてもらえる。そのせいなのか、根気や自主性が不足しているように思える。校内のマラソン大会に出ただけで学校は表彰状をくれる。私の時代には、トップ10人くらいの子だけがもらえた。それだけに上位だったときは、すごく嬉しかったし、表彰される意義を感じた。また表彰される内容に対して自分の適性があると自信を持って思うことができたと思う。
今娘がもらってくるマラソン大会完走の類の表彰状は、娘も意義を感じず、ただファイルされている。
時代は変わってるんだねえ。