女性起業家の日々

子育て終了後の起業家のおもいや行動を綴っています。起業する皆さんの参考になれば。

洪水in my house

 数年前、あれはまだ離婚が決まる前の調停中の出来事。夜の12時か1時くらいだったろうか、洗濯機を回していた。それが凄い音をたて始めていた。割といつものことだったので、気にせずリビングにいたら、階段でポタ、ポタッと水のしたたる音が…。あれ!?上からお水があああああ!!!!!!
慌てて階上の洗濯機を目指して行ってみると、フローリングに見慣れぬ池ができている。とにかく、近くにあったバスタオルの類をばら撒き、応急吸水。寝具であるタオルケットも総動員。まず、吸水作業はタオル達に任せ、いよいろ水漏れを起している洗濯機へ。おっと、洗濯機を動かすのに、はだしでは足をつぶしてしまう。いかんいかん。子供は小さく、大人は私一人なのだ。今ここで頼れるのは私だけ。用心、用心、安全靴ではないが、長靴を履こう。長靴を履いた私は、洗濯機を傾け、お風呂用の桶で、水をくみ出す。ううむ、洗濯物がじゃまだ。まとめて、風呂場に投げ込む。お、重い。その後何回かの作業で、大体の水を汲み出した。
さて次は、吸水に使った、大量のタオルケットやシーツ達。風呂場でぐったりと山になっている。バケツに入れて、ベランダへ。幸いなことに夏だった。ここですでに4時。朝日が出てきた。とにかく大量だし、まずは乾かそう。端からベランダに干した。絞ってないから、したたり落ちる水滴の音がすごい。お隣の人がびっくりして起きてこないかしら?でも、ここでエンジンを止めたら、再度ふかすのはとても無理だと思い、ひたすら干した。残りは風呂場にも、普段使ってないベランダにも。完了だ、朝日がまぶしいが寝よう!(何だか最近寝る話ばっかだなー)



 ほどなくして新しい洗濯機を購入、設置してもらった。娘(当時4歳)に「古い洗濯機は電気屋さんが持って行ってくれるんだよ」と言うと、
「ふーん。電気屋さんって、そんな大きなごみ箱持っているんだねー」と感心しきり。意外なコメントに、返せなかった私。

こんな小さな事だけど、今でもものすごくリアルに覚えているのは、当時が苦しかったから?はたまた、こういう出来事を乗りきった事によって、自信がついたからかしらん?この出来事の直後に離婚が決まった。新しい洗濯機で、スタートした。