女性起業家の日々

子育て終了後の起業家のおもいや行動を綴っています。起業する皆さんの参考になれば。

朝2時起きで何でもできる

 おくればせながら、「朝2時起きで何でもできる」を読んでいる。勉強法についてのかつてない明るい考え方が、楽しい。
 自分で学期を設定して成績をつけたり、プログラムを作って単語を覚えたり、大学時代の忘却曲線の理論をつかったり、同時通訳の機能を分解して自分なりに考えてみる、合わないと思ったらすぐにその勉強法をやめる。勉強法にあきることを認める。これまでのステレオタイプや根性論での勉強法ではないやり方のオンパレードだ。それらに共通しているのは、本の中で何回も出てくるが、人の目を気にせず、自分がやりたいようにやる。自分を責めない、自分を楽しませるように心を砕いている。特に私が共感したのは、自分の(はたからみると大それた)目標を誰にも言わないことということだ。それを人に喋った瞬間、パワーが落ちるというのには、私も以前からそう思っており、始めて同じ考えの人に出会えて嬉しかった。

 この中には、常識、非常識という切り口での内容は、ほとんどない。言いかえると、常識的なやり方ではないから、短期間で同時通訳者になれたのある。と、考えると常識って何かの役に立つのかしらん。
 そもそも常識という言葉を使うときには、人を非難するときが多い。「あの人は常識がない」、父が私を叱るときに良く言っていた「常識で考えてみろ」。これに対し、誉め言葉はあまりない「あの人は常識的な人ね」といわれる人は魅力的だろうか。さらに考えてみると「普通」という言葉にも似ている気がする。「それは普通じゃない」「普通はそんなことしない」「ふつうの人」。どちらも人をしばることはあっても、自由にはしない気がする。おまけに「常識」も「普通」も人や状況によって大きく変わるのが『普通』または『常識』だ。普通に常識を無視しよう。