ホワイトカラーの生産性向上

　「クローズアップ現代」で情報管理を強化する企業を紹介していた。ホワイトカラーの生産性向上が目的だそうである。ある社員の仕事ぶりをずっとビデオに録画し、それを早回しで分析し、「会話1時間○分△秒だから多い」「ペーパーワーク1時間□分○秒だから効率的でない。おまけに書類を捜す時間が多い。もっと書類の整理整頓を」とコンサルタントは言う。コンサルタントだから、これ以上のノウハウはあえてオープンにしないのかもしれないが、分析がつまらなすぎると同時に、いやらしいと思った。どうせやるのなら、その会話の質や、その会話が周りに与える効果を定量化して欲しかったな（なんちゃって）。それにしても、これって上の人の趣味の押し付けではないだろうか。教育ママが、息子が机に座っていれば安心、って思っているようもののような気がして仕方がない。
　こういう手段ではなく、本当に何をもってホワイトカラーの生産性と定義するのか？まずそれを明らかにすべきだと思うけどね。